コーヒー豆で決まる リラックス効果と脳の活性化

基礎体力
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リラックス効果と脳活性化

コーヒー豆で決まる・・・

日本第一製薬のエクササイズコーヒー

どのコーヒー豆も効果は同じというわけじゃない

あなたはコーヒーを飲むとき、なにを期待しますか。

①リラックス効果?

それとも、

②脳の働きを活性化して情報処理機能を高めたい?

どうやら、

リラックス効果なら
グアテマラやブルーマウンテン

情報処理機能を高めたいなら
ブラジルサントスやマンデリンらしい。
 
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一息入れるのにコーヒーを飲む人は多いけれど

一杯のコーヒーで、身も心もくつろぎ、
脳のはたらきもアップ。

次の仕事に、はずみがつく。
そんな気がして多くのひとがコーヒーを飲む。

だが、

「コーヒーならなにを飲んでも同じ効果がある」
とおもっていたら、

どうやらそれは、まちがいだったらしい。

 

杏林大学医学部精神神経科教授
古賀良彦氏によると、

豆の種類によって
コーヒーの香りが脳に与える影響は異なるらしいのだ。

①リラックスしたいとき、
②頭の回転を良くしたいとき

自分の目的に応じてコーヒーを飲み分けてはじめて、
期待する香りの効果を得ることができるらしい。

古賀氏の実験でリラックス効果を調べるのに
指標にしたのは、

脳波の一種であるアルファ波。

アルファ波は、
人がリラックス状態にあるとき後頭部から出現する脳波だ。
 
 

リラックスしたいなら、グアテマラやブルーマウンテン

今回の被験者は20代の女性10名。

香りがキーポイントなので、喫煙者は含まれていない。

実験したコーヒー豆は、

ブラジルサントス
グアテマラ
ブルーマウンテン
モカマタリ
マンデリン
ハワイコナ

の6点と、ほかに、無臭の蒸留水。

豆は中挽きで、それぞれ90℃の熱湯で抽出。

抽出されたコーヒー液の香りを
数十秒間かいでもらい、

かいでいる間のアルファ波を測定した。

6種の豆の中でアルファ波が多く出ていたのが
グアテマラとブルーマウンテン。

反対に少なかったのは、マンデリンやハワイコナ。

マンデリンやハワイコナの香りをかいだときに出る
アルファ波の量は、
無臭の蒸留水と比べてさえも少なかったという。
 
つまり、今回の古賀氏の実験で、

コーヒーの香りであればどれでも、
多かれ少なかれリラックス効果があるというのではなく、

豆によってリラックスできるものと、
全くできないものがあるということがわかったのだ。
 
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脳の働きを活性化したいなら、ブラジルサントス、マンデリン

コーヒーは、

難しい仕事の前にやる気をふるいたたせたり、
頭をすっきりさせたいときに飲むことも多い。

古賀氏は
コーヒーの香りが脳の情報処理機能に与える影響も調べた。

この場合はP300と呼ばれる脳波に着目。

P300は、

ある刺激に対してそれを認知し識別したときに、
頭頂部から出現する脳波だ

実験では被験者にヘッドホンを装着してもらい、
「低い音に混じって高い音が聞こえたらなるべく早くボタンを押す」

というもの。

このとき脳では、

「まれに聞こえてくる高音を、認知して選り分ける」
という作業が行われている。

測定の基準は、P300が出るまでの「潜時」である。

これはヘッドホンを通して高い音が聞こえてから
「高い音が聞こえた!」と脳が認知するまでの速さ、

つまり「情報処理の速度」を示すというわけだ。

一般に疲れて注意力が低下すると「潜時」は長くなり、
頭がすっきりしているときは「潜時」は短縮される。

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潜時が短くP300が早く出現したのは
ブラジルサントスやマンデリンをかいだときで、

これらの豆の香りには、
脳の働きを活性化し情報処理のスピードを速める効果があるとわかった。
 
反対に先の実験で、高いリラックス効果が認められた
グアテマラやブルーマウンテンは、

脳の活性化に関しては効果が確認できなかったという。
 
 

自分で試すのもたのしい?

ところで、ほかのコーヒー豆はどうなんだろう。

グアテマラやブルーマウンテンと、
ブラジルサントス、マンデリン

この4種の豆をブレンドした香りでは?

獲れた年度や土壌によるちがいはないのだろうか?

 

この疑問への答えを得るには、

専門家による研究結果が出るまでは、
自分の脳で試すしかないようだ。

機器はないから、もちろん主観的な結果になるけれど、
あんがい、たのしいかもしれない。

とりあえず、コーヒー豆を買ってこようか。






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