名古屋大学研究グループ 快感を生み出すメカニズムを明らかに
名古屋大学は、独自に開発した解析で、
脳内でドーパミンが快感を生み出すメカニズムを明らかにした。
独自に開発したのは、大規模リン酸化プロテオミクス解析で、
名古屋大学大学院医学系研究科の
貝淵弘三教授と永井拓准教授らの研究グループによるもの。
この報酬(快感)シグナルは、
これまでの解析手法では見きわめが、きわめてむずかしかった。
それが、この独自解析ではっきりたしかめられたのだ。
貝淵弘三教授(左)と永井拓准教授
統合失調症やパーキンソン病治療法開発に新たな道期待
ドーパミンの過不足は
統合失調症やパーキンソン病など
多くの精神・神経疾患の病態と関連していると考えられている。
今回の独自解析で、脳科学研究の飛躍的な進歩がみこめ、
ドーパミンの機能不全がみられるこれらの疾患の、
病態解明・治療法の開発にあらたな道が開きそうだ。
*この成果は2016年1月21日、米科学誌「ニューロン」の電子版に掲載されました。
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