脂肪再生・顔に移植 国内初の新治療確立へ!|沖縄琉大・ロート製薬共同研究

(ADSCs)での移植 最新医療info
脂肪組織由来幹細胞(ADSCs)での移植
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(ADSCs)での移植

脂肪組織由来幹細胞(ADSCs)での移植 by琉球新報

国内初 ADSCsでの顔面変形再生治療

琉球大医学部は3月9日、培養したADSCs(脂肪組織に含まれる幹細胞)を用いた顔面変形の再生治療に国内で初めて成功したと発表しました。
 

肝硬変、心筋梗塞などの治療にも応用の可能性

上顎洞*(じょうがくどう)がん手術で顔の一部がへこんだ70代男性患者からADSCsを採取し、琉球大再生医療研究センターで培養し、へこんだ部分に移植する手術を実施。
新年度中にこめかみや足のへこみなど3例の再生治療もおこない、移植治療技術を確立します。

この移植治療は、肝硬変、心筋梗塞などの治療にも応用できる可能性があるそうです。
 
上顎洞とは、鼻の側方から奥に広がっている大きな穴(副鼻腔)です。

上顎洞

上顎洞by http://merckmanuals.jp/

清水雄介形成外科特命教授が執刀

清水雄介

琉球大医学部附属病院形成外科診療科長清水雄介特命教授

1月に患者の腹部からADSCsを採取し、約1カ月半培養し、培養後に脂肪を混ぜ、顔に注射する手術は、3月2日に行われました。男性は3月5日に退院、経過は良好。

手術したのは琉球大医学部附属病院形成外科診療科長 清水雄介形成外科特命教授。

●琉球大医学部附属病院形成外科診療科

体の一部がへこんだ患者の再建手術は、これまで体の別の場所から切りとった大きな組織を血管付きで移植することが多かったのですが、移植組織と移植先の血管を顕微鏡下でつなぐのは、技術的にかなりむずかしいものでした。
 

新治療の選択肢、増える可能性

ADSCsを大量培養して脂肪と共に移植する技術が確立されれば、施術難易度も改善した新たな治療の選択肢が増えることになります。

幹細胞は骨髄や末梢(まっしょう)血由来のものなどもありますが、脂肪由来だと安全で十分な量を確保しやすいという大きな利点があります。
将来的には他人の幹細胞をつかっての研究も進める予定。

琉球大再生医療研究センターは昨年4月開所し、ロート製薬と共同で研究していました。

須加原一博副学長:「沖縄の国際医療拠点形成に大きく寄与すると期待している

以上参照:琉球新報
 

ロート製薬 こんな顏も

クスリ屋であることを忘れて支援に専念しろ
東北関東大震災時、いちはやく社員を東北支援に送りだすさい、ロート製薬の社長はこういったという。

・震災後すぐに義援金1億円を寄付し、被災地への自社商品の提供も。1,600人の社員から集まった義援金1,000万円以上も寄付。
・長期的な視野に立った復興のお手伝いをと、震災からわずか2週間後の3月25日には、宮城大学内に「震災復興支援室」を置き、「次世代支援」を実現するため、震災孤児の生活と勉学を長期的に支援している。
・一時的な応援より、これからもずっと役に立つ「ビジネス指導」がほしい、という被災起業者からの声に応じ、指導を提供している。
 

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