西田さんが体験した頸椎亜脱臼、胆のうの病気、どうしてなるの？

頸椎亜脱臼、胆のうの病気って、だれでもなるの？

「健康がいいよね」は、芸能ニュースブログではないので、
西田敏行さんではなく（ひとまはファンですが）、病気のほうに焦点をしぼって情報を集めました。

西田敏行さん

10年以上前の心筋梗塞。
今回の頸椎亜脱臼、胆のう摘出手術による4か月以上の入院生活。
「ヤクザ映画」と「爽やかイメージ」「大河ドラマ出演」の条件にあっている大物俳優だからと、薬物使用を疑われた激ヤセの原因は、糖尿病治療のためだったそう・・・。

という西田敏行さん。
しかし、病気につぎつぎみまわれるのも、天才俳優の演技完成のための、おおきなストレスのせいなのでしょうか。

「胆のう」って？

胆のうは、肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にあり、西洋梨（なし）のような形をしています。長さは10cm、幅は4cm程度で、50～60mlの胆汁を貯えることができます。

胆汁は脂肪を消化するために必要な緑色の液体です。
肝臓で作られた胆汁は、食事をしていない時に肝臓から出て総肝管（そうかんかん）を通り、胆のうに入ります。
胆のうでは濃縮（のうしゅく）され、一時的にたくわえられます。
食事などで食べた物が十二指腸に到着すると、胆のうは筋肉を収縮させて胆汁を押（お）し出します。そして総胆管を通り、胆汁は十二指腸に注がれます。

●胆石症

胆石症は胆のうの病気です。
脂肪の取りすぎなどでコレステロールが固まって石のようになり、胆のうにたまってなります。

日本人の10％～15％が胆石を持っていて、
食生活の変化と高齢化で患者は増え続けているそう。

結石

発症原因や結石の成分・場所などで、結石の病気は大きくふたつのタイプ、尿路結石症と胆石症にわけられます。
尿路結石症と胆石症、いずれも結石ができる病気です。

●尿路結石症と胆石症　原因

尿路結石症と胆石症、いずれも主に脂質の取りすぎや細菌に感染することで結石症になります。

どちらも基本的には食事でコントロールできる部分が多いので、
栄養バランスがとれた食事と、水分を十分とって、結石を予防しましょう。

●結石（尿路結石症と胆石症）　治療方法

大きさや結石のある場所、痛みのあるなしで治療方法はことなります。
痛みがあるばあいは痛みを抑える薬を使います。

・飲みぐすりで溶かす
・体外から衝撃を与えて胆石を打破し排尿時に尿で外へ出す
・手術でとりだす
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

胆石があると胆のうがんになる？

胆のうがんで手術をすると、約60％の患者に胆石が見つかるといわれています。

因果関係ははっきりと証明されていませんが、症状のある胆石症では、がん発生になんらかの影響がありそうだと、
埼玉協同病院　外科　佐野貴之(さのたかゆき)医師は書いています。

胆のうがんの患者の約60％に胆石

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胆嚢（たんのう）の病気症状チェック　　
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＊監修：大阪市立大学医学部出身・赤坂山王クリニック院長
梅田悦生（うめだ・よしお）医師

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頸椎亜脱臼（けいついあだっきゅう）ってどんな病気？

頸椎亜脱臼（けいついあだっきゅう）ってどんな病気？

頸椎　by清水頸椎クリニック

頸椎亜脱臼は「頸椎がぐらついている状態」にあることです。

「脱臼」ではなく、「亜脱臼」なのは
本来の関節の位置からはずれているけれど
完全に外れた状態ではない、ということ。

頸椎は首にある骨です。
これが「脱臼」するというのはかなり危険な状態です。

頸椎は頭を支えるだけではなく、
血管や神経を守る役割を果たしています。

頸椎が本来の位置からずれることで、血管や神経が圧迫されます。

その結果、からだの一部や、ときには全身がマヒしているような状態になります。
場合によっては呼吸困難におちいり、命にかかわることもあります。

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頸椎亜脱臼　ならないために

頸椎亜脱臼は、
関節リウマチの患者さんや
ダウン症の患者さんがかかるケースが多いようです。

また、猫背の姿勢でいると、なる可能性が高まります。

体が前に傾いていると、頸椎に無理がかかり「本来の位置からずらそうにしている」状態になりますね。
これは、頸椎の亜脱臼を、みずからすすめているようなもの。

なので、ぎゃくに、よい姿勢を心がければ頸椎亜脱臼のリスクを減らす予防になるわけです。
もちろん、姿勢の悪い人が100パーセント頸椎亜脱臼になるというわけではありませんが。

頸椎亜脱臼になってしまったら

西田敏行さんは、「ベッドからの転落」が、頸椎亜脱臼の原因だったそうです。

突発的な事故で頸椎亜脱臼になるのは、日ごろの心がけだけでは防げません。

こうなってしまったら脊椎専門医の診察を受けなくてはなりません。

頸椎は頭を支えるだけではなく、血管や神経を守る役割を果たしているのですから、
整体師や接骨院での治療は、かえって危険です。