●五輪選手って、頑丈で健康なんだろうとおもってたら
国立スポーツ科学センター(JISS)の調査では、
なんと、五輪選手の約1割が、ぜんそくにかかっているそうだ。
これは、5%程度(厚生労働省の調査による)だという
一般成人に比べて約2倍。
自覚症状のない選手も多く、
治療を受けて競技成績が向上した例もあるらしい。
●強靱な肉体をきたえあげてる一流のスポーツ選手。
「強靱な肉体には強い精神力がはぐくまれている」はずだから、
うつ病なんて無縁だろう。
そうおもっているなら、それはどうやらまちがいらしい。
まったく正反対の研究結果が報告されたのだ。
医学誌『Clinical Journal of Sport Medicine』2013年7月号(オンライン版)に掲載された論文によると、
カナダのオリンピックチーム及び世界選手権大会のチームの選手のうつ病の頻度は、
上位の選手ほどうつ病の頻度が高いことが判った。
・試合前の調査では、68%の選手がうつ傾向
(明らかな抑うつ気分や意欲の減退などが長期間に渡り認められる状態)があり、
女性が男性より多かった。
・ 試合後の調査では、選手の34%がうつ病の診断基準を満たし、
26%が軽度から中等症の抑うつ症状を自覚していた。
・とりわけ、上位25%にいる選手はうつ病の頻度が2倍高く、
また、成績不振とうつ病には明らかな関連があった。
参照:http://www.stellamate-clinic.org/
日本人の「うつ病の生涯有病率」は7%前後とされている。
その数値と比べるとかなり多い。
どうやら、
鍛えすぎても健康が手に入るとは限らないようだ。
でも、
「だろ? だから、おいらは運動なんてしないことにしてるんだ」
っていうのは、もちろんだめです。
適度な運動が、体と心に効果があるのは、
いろんなデータで証明されつつあるし、
東大の筋トレ石井先生によれば、
教え子との研究で、
筋肉に適度な刺激をあたえると、
脳がかしこくなる、という効果が期待できるらしい。
ネズミの実験では、
ネズミが眠っているときでも、
筋肉に刺激を与えると脳に効果が認められたそうだ。
ってことは、
(目覚めない患者:植物じょうたいのかた、にも応用ができるんじゃ?!)
っていうのは、
サイト筆者のかってな期待なんだけど・・・。
石井直方 amazon
天皇・皇后だって、
毎朝1キロのゆる~いじょぎんぐをかかさないから、
80歳を超えて
あれだけのスケジュールをこなせてるのかも。
とりあえず、たのしみながら、
マイペースでからだを動かすのがいちばん、ってことだね。
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