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サッカー選手を夢みて頑張ってました|辻海人さんの母
年間5~10人(10万人に一人)と、きわめてまれですが、
のワクチン接種を2回せず免疫のない乳幼児が、麻疹(はしか)を発症し治ったあと、数年のあいだ隠れていた症状が、とつぜん本性をあらわすように襲いかかることがあるそうです。
「子どもたち、大人たちにワクチンが届けられますよう、国にも要請していきたい」と、
2016年9月8日、都内で、感染症の患者やその家族、支援者の集会がありました。
(byTBSニュース)
参加した辻洋子さんの息子・海人(かいと)さんは、
17年前、生後11か月の時、はしかにかかりました。
いったん回復しましたが、小学2年生の時、突然異変がおきました。
「最初に学校の先生から、最近落ち着きがなくなったと。最初はふざけているのかとかなり怒ってしまって」(辻洋子さん)
麻疹(はしか)は、ワクチン接種していない乳幼児が感染すると、いったん治っても、まれに数年の潜伏期間の後、SSPEという脳炎を発症し、重い障害が残ることがあります。
海人さんが発症したのが、10万人に1人といわれるこのSSPEでした。
亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis) は、その頭文字をとってSSPEともいわれています。
麻疹(はしか)に感染してから数年の無症状の期間を経て、最初は微細な神経症状が現れます。
発病後、数か月から数年の経過(亜急性の経過)で徐々に神経症状は悪化し、数年から十数年で死に至る重篤な疾患です。
「(発症前は)すごく元気で、年少からサッカーを始めて、Jリーガー・サッカー選手を夢みて頑張っている子でした。病気を遅らせる治療があるんですけど、うちの子の場合はどんどん悪くなり、あっという間に食べられなくなり、しゃべれなくなり、歩けなくなりました」(辻洋子さん)
麻疹でのSSPE(亜急性硬化性全脳炎)はワクチン接種で防げます
辻さんは「はしかは恐ろしい病気ですが、ワクチンで防ぐことができます。これからの子どもたちのことも考えながら、ワクチン接種を広めていただきたいと思います」
関西空港では従業員ら35人が感染したほか、9月4日までの1週間に東京と千葉でそれぞれ5人が感染するなど、感染者が増加している麻疹(はしか)。
身ぢかすぎて「麻疹なんて」と、あなどりやすい病気ですが、
ときには将来をなかば閉ざしてしまう怖い結果もまねきます。
死に至ることさえも。
乳幼児はもちろん、大人もワクチン接種で安心を手に入れておきたいものです。
SSPE(亜急性硬化性全脳炎)の相談受付|福島県立医科大学小児科
治療法に関する問い合わせがありましたら、SSPE治療研究グループ事務局まで連絡ください。
SSPE治療研究グループ事務局:細矢光亮(福島県立医科大学小児科 )
(Tel:024-547-1295、Fax:024-548-6578)
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