IMD(侵襲性髄膜炎菌感染症)発症で、防衛大学の10代の男子学生が死亡
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神奈川県横須賀市保健所は2017年8月1日、
横須賀市走水の防衛大学校で、
10代の男子学生がIMD(侵襲性髄膜炎菌感染症)を発症して死亡したと発表しました。
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IMD(侵襲性髄膜炎菌感染症)は、
日本国内では、0~4歳の乳幼児と10代後半の思春期の発症数が多いことがわかっており致死率は19%です。
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男子学生は7月20日朝、発熱。
昼ごろ、出血斑が現れたため市内の医療機関に入院治療を受けましたが、25日に死亡しました。
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同校は全寮制。
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男子学生と接触する機会が多かった学生や職員計42人を検査したところ、うち10人が保菌者と判明しました。
抗生物質の予防投与を行った結果、8月1日現在で発症者はいません。
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横須賀市保健所は、感染拡大の恐れは少ないとみています。
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侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)とは
日本では、人口の0・4%が髄膜炎菌保菌者とされています。
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血液や髄膜液内に入ると発症し、
重症化すると意識障害やショックを起こして今回のように死亡する場合もあります。
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これまで、IMDの発症例の報告は日本では、あまり多くはありません。
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しかし、
アフリカや中東地域では年間を通して流行があり、
またアメリカ、ヨーロッパなどの先進国でも、一定の頻度で重症化する感染症としてよく知られています。
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IMDの症状はさまざまで、
軽症で簡単に治癒してしまうこともある一方で、
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前日まで元気だった10代のお子さんが突然具合が悪くなり、
手足の切断を余儀なくされたり、
また、今回の学生の例のように亡くなってしまうこともあります。
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日本でIMDが知られていないのは、患者数が少ないためですが、
ここ数年間に、高校の寮における集団感染や、
2015年に国内で開催された世界スカウトジャンボリーに参加された方の感染報告がありました。
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髄膜炎菌ってどんな菌?
髄膜炎菌は、健康な人の鼻やのど・気管の粘膜などによくいる細菌で、だれでも感染する可能性があります。
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人から人へ咳やくしゃみによってうつり、感染します。
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髄膜炎菌は、まわりを莢膜(きょうまく)という厚い膜に覆われた細菌で、
・ヒトの免疫機能によって排除されにくい
・体内で増殖しやすい
という特徴があります。
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髄膜炎予防、どうすればいい?
髄膜炎菌から身を守るには
・ワクチン接種による予防
・早期発見が大切
です。
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早期発見するためには、この病気の初期症状などについてあらかじめ知っておく必要があります。
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IMD(侵襲性髄膜炎菌感染症)の症状
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侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)の発症初期は、風邪に似た症状です。
・熱や頭痛
・吐き気
など、最初は風邪に似ています。
そのため、診断が難しく、早期に適切な治療を受けにくい病気なのです。
その後、急に悪化し、
たった数日で意識がなくなることもあります。
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髄膜炎菌についてもっと詳しく知りたい方は…
お子さんの渡航が予定されている方や
髄膜炎菌についてもっと詳しく知りたい方は…
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