がんは、新薬や、新しい治療で克服できることが多くなったといわれています。
「何年か後には、治せる病気の一つになる」といいきる研究者もいます。
とはいえ
「がん」は、2019年のいまなお、
「がんになった」というだけで、まだまだ多くの方がショックを受ける病気です。
そんながんと、
まだ若い、あるいは幼い時期に遭遇し、闘うことになった方たちが、
がんを乗りこえた後に来る課題は、
その後の人生を充実して生きるために「職を得なければならない」という現実です。
小児・AYAがん経験者の就活:体験者
小児・AYAがん経験者のための就活講座:先輩に聞いてみよう① 【自分のできることをして働く、病気になったことは決してマイナスじゃない】
先輩に聞いてみよう② 【働きながら社会に参加できていることがすごく、自分の中で自信になりました】
小児・AYAがん経験者のための就活講座:先輩に聞いてみよう③ 【最後まで努力していれば、見てくれている人がきっといます】
小児・AYAがん経験者のための就活講座:先輩に聞いてみよう④ 【自分ががん治療で使った薬の仕事に携わりたい】
小児・AYAがん経験者のための就活講座:先輩に聞いてみよう⑤ 【周りに惑わされず、等身大で後悔のない決断をしてほしい】
小児・AYAがん経験者のための就活講座:先輩に聞いてみよう⑥ 【病気で何もできなかった自分が、元気に生きているのを感じます】
小児・AYAがん経験者のための就活講座:先輩に聞いてみよう⑦ 【病気をしたからこそ、できることがきっとある】
小児・AYAがん経験者のための就活講座 4限目 【応募書類の書き方と面接のコツとメイクの工夫】
「小児・AYAがん」後、就職するのはあたりまえの時代が…
いっぱんに、がんは、多くは加齢がすすんでから発症する病気です。
「加齢によってDNAがコピーを作り間違える確率が高くなってなる場合が多い病気」とされています。
しかし、若くてもなるがんもあります。
そんながんと、
まだ若い、あるいは幼い時期に遭遇し、闘うことになった方たちが、
がんを乗りこえた後の課題は、先述したように、
その後の人生を充実して生きるために「職を得なければならない」という現実。
でも、じつは、
「がんになった人が、がんを乗りこえ就職できる」というのは、
ほとんど夢物語なのではないか、筆者は、ばくぜんとそうかんがえていました。
しかし、動画を見ると、そうではなかったようです。
いつの時代も、愚かしい常識や、無知の壁に穴をあけ、のりこえる人は必ずあらわれます。
この動画のかたがたは、そんな先駆者です。
もちろん、そのためには、雇用をあっせんする側や、雇用する側に高い見識と、理解が必要だったのかもしれません。
けれども、先駆けた皆さんの努力は、
つぎにつづく方々のための道を広げ、
やがては、
「がんをはじめ、難病を克服したみなさんが職に就くのはあたりまえ、ごく普通のことになる日に続いていく」のではないかと思います。
この動画のおひとりおひとりは、
いまは、めぐまれた突出した点にすぎないかもしれません。
けれども、点はやがて面になり、
「がんや病気になっても就職できるのはあたりまえ、常識」の時代が遠からずくる、
この動画のみなさんを見ていると、そうおもえます。
転載:ノバルティス ファーマ「小児・AYAがん経験者のための就活講座」より
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