京大病院新病棟が2019年に完成しました。
今回の新病棟完成では、ips治験体制充実への一歩を重ね、ips治療を前進させることが期待されます。
京大病院|新病棟 ips治験体制充実へ
京大病院新病棟が完成しました。
京大病院新病棟は、
地下1階、地上8階(301床)。
・重症患者に対応するICU(集中治療室)
・新生児用のNICU(新生児集中治療室)
をはじめとする高機能病床(スーパーICU)90床のほか、
▽総合周産期母子医療センター
▽心臓血管外科
▽循環器内科
▽肝胆膵・移植外科
▽婦人科
などもそなえています。
スーパーICU新設:患者受け入れ可能数ふえる
京大病院では、救急受診患者が年々ふえています。
しかし、これまでは、疾患に適したICUの数がたりないためなど、
重症度の高い患者のうけいれを、ことわらざるをえないケースがありました。
今回の京大新病棟では、これまでは16床だったICUが、
数だけでなく、脳卒中で救急搬送された患者らにも、より高度な医療が提供できる「スーパーICU」での60床新設で、
患者の受け入れ体制が大きく改善されます。
iPS細胞治療研究センター棟:治験実施スムーズに
次世代医療・iPS細胞治療研究センター棟では、今後増加が予想されるiPS細胞を用いた臨床研究の治験に適した病床を統合。
これまでは一般病棟で行われていた
・治験の説明や経過観察
・医療機器開発にかかる診察
なども、
専用の適した環境がととのえられて、
治験や臨床応用の実施が、よりスムーズにできるようになります。
10床だった病床も3倍の30床にふえ、こちらは2020年4月に稼働予定です。
宮本享病院長は、
「高難度治療の基盤となる高度な救急救命医療が提供できる環境が整った」と、
新病棟完成でのあらたな医療提供に、自信と期待を見せていました。
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引用・参照:ITmediaほか
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