膵臓がん(膵がん)へ総力・膵がんセンター開設|和歌山県
Pocket

膵がんセンター開設で記者会見する山上裕機病院長(中央)ほか


和歌山県立医科大学付属病院は、「膵(すい)がんセンター」を2019年9月1日に開設した。「膵がん(膵臓がん)」の診断、治療、研究などに病院を挙げてとりくむ。


高度治療技術の高い実績を生かして

高難度な「膵がん(膵臓がん)」の診断、治療、研究などに病院を挙げてとりくむため、
和歌山県立医科大学付属病院は、「膵がんセンター」を9月1日に開設しました。

これまできずいてきた高度治療技術の高い実績を生かし、
院内の各診療部門が連携してとりくみ、

他の医療機関や患者、家族、一般住民が、治療について相談できる窓口も設けられます。

大学病院で「膵臓がんに特化」したセンターは全国初ではないかということです。


膵臓がん死亡者、和歌山県全国3位

山上裕機病院長らによれば、

膵臓がんは診断や治療がむずかしいため、全国的にも死亡者数が増えていますが、

とりわけ和歌山県内では、
2017年調査で、膵がん死亡者数は人口10万人当たり8.2人(全国平均6.9人)

これは、北海道、富山県に次ぐ3番目の多さです。

膵臓がんでの死亡数を減らす「早期発見」「早期治療」

膵臓がんでの死亡数を減らすには、なんといっても「早期発見」、「早期治療」が最重要。
そのためにも「膵がんセンター」が、これからはたしていく役割が期待されます。

膵臓がん治療「膵がんセンター」が主導

和歌山医大病院ではこれまで、
膵臓がん治療は消化器内科や消化器外科が主に対応してきました。

でも、これからは、

膵がんセンターが主導して、

放射線科や病理診断科、糖尿病内科、臨床研究センターなどとも連携し、
診断や治療、研究などを実施することになります。

患者支援センターやがん相談支援センター、看護部は
情報提供や相談対応に当たります。

高度治療実績医師多い和歌山医大病院

和歌山医大病院はすでに、和歌山県内全域や大阪府南部の医師会・病院協会と協力し、

膵がん(膵臓がん)の疑いがある患者に、
超音波内視鏡検査を実施して早期に発見する「きのくにプロジェクト」を進めています。

和歌山医大病院は
「肝胆膵外科学会」から高度治療の実績が認められた医師が全国でも有数の多さで、
膵がん手術実績は全国で8番目(17年)に多いそうです。

標準療法では治らない患者については、
患者の細胞を使ったワクチンによる免疫療法などの研究も進められています。

膵がんセンターでは、
「これらの実績を今後いっそう充実させ、早期診断、手術の高度化、新たな治療法開発について、とりくんでいきたい」
ということです。

 センター相談窓口:073・441・0905

関連医療機関

●和歌山県立医科大学付属病院
和歌山県立医科大学付属病院  アクセス
和歌山県立医科大学付属病院  患者相談窓口

参照:共同通信、わかやま新報、日高新報