藤田恭之教授
北大遺伝子病制御研究所
がん予防薬なるか 化学物質「VC1-8」
体内でがん細胞に変化するかもしれない「前がん細胞」を、
まわりの正常細胞が攻撃、排除する機能を高める化学物質を、
北海道大研究グループが、
イヌなどの細胞を使った実験で発見した。
がん予防薬の開発につながる可能性があり、
英科学誌電子版に発表した。
北大藤田教授研究チーム さらに実験を継続
発見したのは、
北大遺伝子病制御研究所の
藤田恭之教授(分子腫瘍学)の研究チーム。
イヌの培養細胞を人為的に前がん細胞に変化させ、
その周囲にある正常細胞に約1万種の抗生物質などを投与、
それぞれ効果をしらべた。
この結果、
抗生物質を改造した化学物質「VC1-8」が、
正常細胞への副作用がすくないうえ、
前がん細胞への攻撃力を高める効果が大きかったという。
研究チームはこれからも、
さらに効果が高い化学物質がないか実験をすすめる。
製薬化 狙い撃ち手法の確立も目指す
また、製薬化にむけ、
薬品投与時の副作用を最小限におさえるために、
「前がん細胞だけ」を、狙い撃ちする手法の確立もめざしている。
参照:ZAKZAKほか
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