遺伝子解析費用無料 19年3月まで!:遺伝子で治療法選ぶ「がんゲノム医療」

ゲノム医療構築「スクラム・ジャパン」 ガン
ゲノム医療構築への取り組み「スクラム・ジャパン」大津敦院長
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ゲノム医療構築「スクラム・ジャパン」

ゲノム医療構築への取り組み「スクラム・ジャパン」大津敦院長

ゲノム遺伝子スクリーニングプロジェクト 「スクラム・ジャパン」

患者のゲノム(全遺伝情報)を調べて効果の高い治療につなげる「がんゲノム医療」
そのゲノム医療をテーマにしたセミナーが5日、松山市の県美術館講堂でありました。
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講演したのは医療研究の第一人者、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の大津敦院長で、
最新の研究成果や課題を報告しました。
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そこで紹介したのが、ゲノム医療構築への取り組み「スクラム・ジャパン」。
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スクラム・ジャパンは、

国立がん研究センターを事業主体に、全国約250の医療機関と製薬会社16社が参加する
遺伝子スクリーニングプロジェクト

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その「スクラム・ジャパン」では、対象となる患者さんを、2019年3月まで参加登録を受け付けています。

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対象は、腺癌、扁平上皮癌、小細胞肺癌の方(条件あり)

登録期間

2015年2月2日~2019年3月31日
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参加登録方法

スクラム・ジャパンに参加するには、いくつかの条件を満たしていることが必要です。
2つのプロジェクトごとに参加条件が異なりますので、以下よりご確認ください。
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【LC-SCRUM-Japanで遺伝子解析を受けるための条件】
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注:以下のすべてを満たす事が最低限の条件となります(かかりつけの担当医師にご確認ください)
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病理学的に肺癌の診断がついていて、病期がII期以上
Eastern Cooperative Oncology Group performance status (PS)が0-1(小細胞肺癌の患者さんはPSが0-2)
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登録前2週間以内の検査で以下の規準を満たしている
好中球数:≧1500/mm3
ヘモグロビン:≧8.0 g/dL
血小板数:≧7.5×104/mm3
AST,ALT:≦正常上限値×2.5(肝転移を有する患者では×5)
総ビリルビン:≦正常上限値×1.5
重篤な併存疾患を有しない(例:間質性肺炎、コントロール不良な糖尿病・心疾患・感染症等)
上記以外の医学的な判断により参加が出来ない場合もありますので、ご了承ください。

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【費用】

LC-SCRUM-Japanで遺伝子解析を行う場合、その費用はいっさい必要ありません。
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ただし、診察料や検体を採取するための検査費用など、通常の診療に必要となる費用は全て患者さんのご負担となります
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受診の手順

【参加施設一覧表】
(*【参加施設一覧表】の文字クリックで出ます)
施設名横の「登録受付」に○印がついている病院での登録が可能です。
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・腺癌、扁平上皮癌の方は「非小細胞肺癌」の欄
・小細胞肺癌の方は「小細胞肺癌」の欄

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に、○印がある事を確認してください。
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・参加施設の中から近い医療機関を選択して、受診してください。

(以後、通院が必要になる可能性がありますので、通いやすい病院を選択してください。遺伝子検査ははどの病院でも同じように実施できます)
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・受診の際には必ず紹介状をお持ちください。

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・予約方法は各病院のホームページ等でご確認ください。
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対象症例

・肺がん
・消化器がん(大腸、胃、食道、小腸、虫垂、肛門管、消化管原発神経内分泌がん、肝細胞、胆道、膵臓、GIST)
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事業主体

国立がん研究センター
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検査実施機関

GI-SCREEN-Japan 
LC-SCRUM-Japan
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*SCRUM-Japanは、
2013年に開始した希少肺がんの遺伝子スクリーニングネットワーク「LC-SCRUM-Japan」と、
翌14年に開始した大腸がんの遺伝子スクリーニングネットワーク「GI-SCREEN-Japan」

が統合してできた、日本初の産学連携全国がんゲノムスクリーニングプロジェクトです。

SCRUM-Japanの目的

SCRUM-Japanの目的は、
大規模な遺伝子異常のスクリーニングにより、希少頻度の遺伝子異常をもつがん患者さんを見つけ出し、遺伝子解析の結果に基づいた有効な治療薬を届けること。
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複数の遺伝子異常が同時に検出できるマルチプレックス診断薬を臨床応用することで、
全国約250医療機関と16社の製薬会社が参画。
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学術研究機関、臨床現場、産業界が一体となって、
日本のがん患者さんの遺伝子異常に合った治療薬や診断薬の開発を目指す、世界最先端のプロジェクトです。
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GI-SCREEN-Japanは、
2014年2月より国内の主要ながん専門病院や大学病院と協働、
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「頻度は少ないが有望な治療薬があるがん患者さん」
を全国規模で見つけ出し、新しい治療薬が届く環境を整備する目的で設立
されました。
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開始当時は、ある希少な大腸がんを見つけ出すことを目的としていましたが、
2015年2月より、産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業(SCRUM-Japan)の一員となり、
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大腸がんだけでなく

・胃がんや
・食道がん

といった消化器がん全体にその範囲を広げました
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さらに、次世代シーケンサー技術を応用した最高のマルチプレックス診断薬を導入しました。
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「数は少ないが有望な治療薬がある消化器がん患者さん」をみつけ、
わが国のがん患者さんに世界で一番早く、新しい有望な治療薬を届けることを使命としています。[br num=”1″][br num=”1″]
SCRUM-Japan/GI-SCREEN-Japanはこれからも活動の範囲をダイナミックに広げていきたいと思います。

SCRUM-Japan/GI-SCREEN-Japan 研究代表者 吉野 孝之
(国立がん研究センター東病院 消化管内科長)

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注:
参加企業は共同研究契約を締結した上でスクリーニングの費用を支援しますが、スクリーニングの実施や企業治験の患者登録には直接関与しません。
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また、参加企業に提供される情報・データベースには、患者さんを特定する個人情報は含まれません。

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その他詳細は公式ホームページをご参照ください。
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国立がん研究センター東病院とは

国立がん研究センター東病院

国立がん研究センター東病院 千葉県松戸市


1992年に新しいがん専門病院として、千葉県柏市に新設。
希少がんにも最新の治療方法で、可能な限り対応しています
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国立がん研究センター東病院アクセス[br num=”1″][br num=”1″]


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