糖尿病の薬を飲んでるとがんになりにくいって本当?!|横浜市立大学

ガン
「メトホルミン」糖尿病薬
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糖尿病の薬を飲んでるとがんになりにくい?!

すべてのがんに効くわけではないようですが、

安価な糖尿病の薬の「メトホルミン」が、大腸がんを予防するのは、
どうやら、本当
です。[br num=”1″]

すくなくとも、確率はかなり高いことが、つきとめられています。
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糖尿病の治療薬が、大腸ポリープの発生を抑制することが、
2016年発表された横浜市立大学の研究で、明らかになっている
のです。
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注目の研究対象が「糖尿病の治療薬『メトホルミン』」でした。
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大腸ポリープと大腸癌
画像やましたクリニック


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メトホルミンは、
「乳がんや肺がんの抑制に有効」という研究報告も
あったようです。
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大腸がんは、がんの中でも総患者数第1位!

大腸がんを発症する人は、2017年現在も増えています。

がんの中での大腸がん患者数は第1位(男女計 149,500人)、死亡数が第2位という統計もあります。

*2017年・国立がん研究センター統計による

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大腸がんの症状
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主な症状は、
・がんの進行に伴う腫瘍、がんにより形成された潰瘍病変からの出血によって起こる下血、血便(出血が便に混ざること)
・貧血と、がんの発育・進行により腸管の内側が狭くなることによって起こる便秘
・下痢、腹痛、通過障害(腸閉塞)などが挙げられます。

血便に気づいても、痔や経血だろうと勘違いして受診が遅れるケースがあるので、注意!
参照:がんナビ他

癌予防:予防できるがんは、とてもすくない

病気は、なってからの治療より、「ならない」ほうがいいわけですが…。
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現在、がんの予防として確立されているものは、

・胃がんのピロリ菌除去治療
・子宮頚がんのワクチン投与
・肝臓がんの肝炎ウイルスの除去

などくらい。

「予防できるがん」はとてもすくないのです。
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なので、現在、
がんは「予防より早期発見、早期治療、新たな治療法の確立」に、多くの力がそそがれています。
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そんな状況の中、2016年、横浜市立大学の研究グループによって、
大腸がん予防につながる研究結果が発表されたのです。
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メトホルミンが大腸ポリープ再発リスクを下げる

上述したように、
「メトホルミン」は、糖尿病の治療薬です。
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横浜市立大学の研究グループは、
その「メトホルミン」に、大腸ポリープの再発リスクを下げる効果あり、と
つきとめたのです。
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大腸ポリープは、進行してがんになる可能性があるので、

その「大腸ポリープ」の再発リスクを下げることは、
大腸がんの予防につながります。
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*研究は、横浜市立大学肝胆膵消化器病学の中島淳教授、日暮琢磨助教らの研究グループによるもので、医学誌「Lancet Oncology」オンライン版に発表されました。

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メトホルミンは時間をかけ安全性が確かめられた薬

「メトホルミン」糖尿病薬


糖尿病の治療薬のひとつであるメトホルミンは、1950年代から使われている薬です。
つまり、長く、膨大な使用により安全性が確かめられている薬なのです。
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じつは、
メトホルミンを服用している糖尿病患者は、服用していない患者にくらべ、がんの発症が少ないという報告はこれまでもあって、
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乳がんや肺がんの抑制に有効だとされてきました。
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中島教授らの研究グループは、このメトホルミンに注目し、
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・大腸発がんのマウスに投与すると大腸腫瘍が抑制されること
・ヒトの直腸にある前がん病変のマーカーが減ること

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などをたしかめたのです。
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マーカー(目じるし、標識)
がんができると、体内の特定の物質の量が増えてくることがあり、それらの物質のことを腫瘍マーカーと呼びます。

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中島教授は、メトホルミンについて、
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(1)副作用が少ない
(2)作用機序が明らか
(3)服用しやすい
(4)安価

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などの長所を挙げています。
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横浜市立大学肝胆膵消化器病学
中島淳教授


[br num=”1″][br num=”1″]中島教授談
「メトホルミンのがん予防効果を、長期間の試験で、さらに検討したい

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横浜市立大学附属病院

外来
初診は紹介状(保険医療機関*発行のもの)が必要です。
*保険医療機関とは
健康保険を提示して診療を受けられる病院、診療所、および薬局のことです。

アクセス(交通案内)

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